神話と宗教

熊野牛王符 起請文

熊野本営大社
http://www.hongutaisha.jp/

 

 

起請文

>まず約束や契約の内容を書き、次に差出者が信仰する神仏の名前を列挙し、最後に、約束を破った場合にはこれらの神仏による罰を受けるという文言を書く。後二者を「神文(しんもん)」または「罰文(ばつぶん)」といい、契約内容を書いた部分を神文の前に書かれることから「前書(ぜんしょ)」という。

鎌倉時代後期ごろから、起請文は各地の社寺で頒布される牛王宝印(ごおうほういん。牛玉宝印とも書く)という護符の裏に書くのが通例となった。ここから、起請文を書くことを「宝印を翻す」ともいう。特に熊野三山の牛王宝印(熊野牛王符)がよく用いられ、熊野の牛王宝印に書いた起請文の約束を破ると熊野の神使であるカラスが三羽死に地獄に堕ちると信じられ熊野誓紙と言われた。

戦国時代には各地に戦国大名などの地域権力が出現し、戦国大名の成長に伴い大名領国同士は国境を接し、軍事同盟の締結や合戦など大名同士の外交関係が顕著になり、軍事同盟の締結や合戦の和睦に際しては双方の信頼を確認するため双方で起請文を交わした。
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誓約書のこと、神仏に誓います。

  • 起請文は男が1枚、女が1枚、神社に1枚を納めます
  • その時にヤタガラスは1羽死ぬ

 

 

 

牛王符 起請文(ごおうふ きしょうもん)

>牛王符の裏面に起請文を書く。こうすると誓約の内容を熊野権現に対して誓ったことになり、誓約を破ると熊野権現の使いであるカラスが一羽(一説に三羽)死に、約束を破った本人も血を吐いて死に、地獄に落ちると信じられた。起請文としての牛王符を「熊野誓紙」と言った。
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戦国時代には熊野那智大社の那智瀧(なちのたき)宝印が有名。

 

>現代に於いては、紙に摺られた護符といった意味合いで捉えられがちな「牛王(牛玉)宝印」ですが、本来は主として寺社に於いて奉祀される神仏を象徴する記号(例:如意宝珠や諸仏の種字)を彫った印章(宝印)を指し、当初はこの宝印を捺した護符であるために「牛王(牛玉)宝印札」「牛王(牛玉)札」と呼ばれましたが、時代が下るにつれ、いつしか護符そのものを指して、牛王(牛玉)宝印と呼び習わす形へと変化しました。

そして、これらの宝印は新年を迎えるに当たりそれまでの一年の罪や穢れを祓い、新たな一年の幸せを願う「悔過:けか」の法会に於いて祈祷されたものを、出仕した僧侶や法会の執行を援助する身分の者の額に押し当てましたが、距離的な問題によりそれらの法会に出ることが出来ない荘園の領主などのために宝印を捺した紙を送った形式が現在の牛王(牛玉)宝印の原型であると考えられており、その際に送付元の寺社が何処からであるかを示す事と併せ「○○寺宝印」「○○寺牛王(牛玉)宝印」などと記したとみられています。

更に時代が下り、中世に入ると牛王(牛玉)札は神仏に対して誓約を行う起請文の料紙としても使用されるようになりましたが、料紙としての使用の増加に伴い、従前は手書きであった牛玉札を、他所との差別化を図るために意匠を凝らした字体による版木を使用して多量に摺札を行う体制を整える寺社も現れるようになり、加えてそれまでの受容層であった貴族や武士以外といった庶民階級へも、寺社に属する宗教者である「御師:おし」などによる配札を経て一般化していきました。

@see 熊野三山の烏牛王符だけが「牛王(牛玉)宝印」じゃない!~各地の牛玉札のバリエーション&蒐集の記録と探訪記~(随時更新)

 

 

八咫烏(ヤタガラス)

神使として、三本脚をもつヤタガラスが描かれています。サッカー日本代表のシンボルマークもヤタガラス、天照大御神が遣わしたヤタガラスは山中で道に迷った神武天皇を大和に導いたとされます。

 

天火明命あめのほあかりのみことは、古代、熊野の地を治めた熊野国造家の祖神です。天火明命の息子である高倉下たかくらじは神武東征に際し、熊野で初代神武天皇に天剣「布都御魂ふつのみたま」 を献じてお迎えしました。時を併せて高御産巣日神たかみむすひのかみは天より八咫烏やたがらすを遣わし、神武天皇を大和の橿原まで導かれました。第十代崇神天皇の御代、旧社地大斎原のいちいの巨木に、三体の月が降臨しました。天火明命の孫に当たる熊野連くまののむらじは、これを不思議に思い「天高くにあるはずの月が、どうしてこのような低いところに降りてこられたのですか」と尋ねました。すると真ん中にある月が「我は證誠大権現(家都美御子大神=素戔嗚尊)であり、両側の月は両所権現(熊野夫須美大神・速玉之男大神)である。社殿を創って齋き祀れ」とお答えになりました。
この神勅により、熊野本宮大社の社殿が大斎原に創建されたと云われています。
@see 熊野本宮大社について

 

なぜカラスなのか?

カラスは知能の高い動物として知られていますよね。北欧、ギリシャ神話、アイヌの神話など、古来から偵察部隊や先導者として神格化されてきている動物です。

北欧神話の主神オーディンに遣える二羽のカラス、朝から世界中を見て回り夕方にオーディンに見聞きしたことを伝えるフギンとムニン。フギンは思考、ムニンは記憶の意。

 

都々逸

三千世界の烏を殺し、主と朝寝がしてみたい

遊女視点の唄。

数限りない起請文を破り世界中の烏を殺す事になっても、あなたとゆっくり朝寝がしてみたい

  • 営業手段として遊女は「他の男とは寝ない」ことを誓い、上客を繋ぎとめる為に起請文を主(お客)と結ぶことがあります、しかし実際にはたくさんの客達と起請文を結ぶ
  • 牛王符の起請文を破ると熊野の神使(しんし)であるヤタガラスが3羽死に、地獄に堕ちる
  • 遊女は明け六ツの明け方になると客を吉原の大門まで送り出さなければいけない

 

@see

 

 

三千大世界 三千世界(仏教用語)

すべての世界

  • 小世界・・・ 最小単位の世界
  • 中世界・・・ 小世界が1000個集まったもの
  • 大世界・・・ 中世界が1000個集まったもの単位
  • 三千世界・・・ 大世界が1000個集まったもの。全宇宙、全世界。あらゆる世界

宇宙 = 世界は大世界が1000集まったものなので、世界は1000の3乗 = 1000^3 = 10億世界

仏教の世界観ではそれぞれの世界にそれぞれの仏がいるとされます。

 

 

 

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