タグ: 東洋哲学

思考と思想

陽明学命題 知行合一

大学 格物致知(儒学) 「格物」は物事の姿を正しくするという意 「致知」は朱子学と陽明学で解釈が異なります。解釈が異なることで、朱子学と陽明学は相対する学派になっています。   朱子学 知を致(きわ)むるは物に格(いた)るに在り 物の道理を知る 事物に共通した法則である正しい知、真知といったルールが「理」である、理を知ることが正しい行動につながる 「知」の習得が先にきて、行動(行)はその …

思考と思想

狂うこと

  孔子の論語 狂狷 子路第十三の二十一 狂者は進みて取り、狷者は為さざる所あり 子曰、不得中行而與之、必也狂狷乎、狂者進取、狷者有所不爲也。 子曰わく、中行を得てこれに与(クミ)せずんば、必ずや狂狷か。 狂者は進みて取り、狷者は為さざる所あり。   要約 最上である中庸の徳を心得た人を最も友として求めたいがそう近くにはいない 狂者か狷者のどちらかを選ぶしかない 狂者(理想家) …

思考と思想, 神話と宗教

縁について

  蜘蛛の糸 お釈迦さまは極楽の蓮池のふちを、 独りでぶらぶらお歩きになっていらっしゃいました。 お釈迦さまが池の底をご覧になられると 池の底は血の池地獄につながっていて 罪人たちがうごめいているのであります。 するとその地獄の底に、カンダタという男が一人、 ほかの罪人と一緒にうごめいている姿が、眼に止まりました。 このカンダタと云う男は、人を殺したり家に火をつけたり、 いろいろ悪事を働 …