もくじ
労働と資本
売上総利益(粗利益)と限界利益
- 企業の利益は最低限で粗利益の20%程度を残すように運営する
- 従業員の給料(労働分配率) = 粗利益の40~60%
- 労働分配率は業種によって異なりだいたい決まってる
給料の違いはそれぞれの業種、
同じ業種ならそれぞれの企業の限界利益(粗利益)によって異なるのみ
労働者が収入を変えたいなら!?
- 業種を変える
労働分配率の高い別の業種にいくのが一番変動する - 同業種で企業を変える
通常の転職 - 資本家になる
株式の売却によるキャピタルゲイン、配当によるインカムゲイン
労働分配率 = 年収は業種の平均で強く決まります
資本主義 キャピタル(資本)のちから
- 労働者給料の限界
労働分配率と業種の給料平均といった抑制力、更に所得税が40%がかかってくるので1,000万円、マックス2,500万円に抑制されます。
労働者の給料は最低限生活出来る給料 + 業種平均給料を考慮した加算で計算され、労働者への高額な税率の抑制力によって自ずと報酬の収束点が決まってくる
// 年収2500万円以上の労働者人口:0.4% - 資本家のキャピタルの力
キャピタルは税金として20%(所得税15%+住民税5%)しかかからないので、お金持ちになりたいなら資本家になるしかありません。報酬は給料ではなく配当で貰いましょう - 資本の膨張率
r(資本収益率) > g(経済成長率)
格差は賃金によるものではなく、資本の膨張率と労働者賃金の成長率の格差によるものであった。賃金の高低を埋めたとしても、資本家と労働者の格差は埋まらない
// r = リターン。株式、債権、不動産による資本収益の伸び
// g = グロース。経済成長率、ほぼほぼ労働者の賃金。所得の伸び - 技術革新
労働者は技術革新によって職を失う危険性が常に付きまとう、資本家は技術革新に投資をすれば更に儲かる。
例) 自動運転、ガラケーのデコレーション職人
なぜ労働者には高い税率がかかり、キャピタルには20%(所得税15% + 住民税5%)しか税金がかからないのか?金持ちになるにはキャピタルをとるように動くしかない、そういう風に資本主義制度が設計されていると説明が出来ます。
何かおかしくね? 昔からそうなの?
マルクス社会主義の起こり
産業革命時代の労働者には富が分配されずひたすら貧しかった、だからマルクスは「共産主義は人間が最後に行きつく理想」とし、いっこうに豊かにならない資本主義の矛盾や憂いから労働者による共産主義革命により社会主義を経て、資本家が存在しない共産主義社会に発展するとしました。
テイラーの科学的管理法
しかし、資本主義がテイラーの科学的管理法によって、富裕層との格差がありつつも一定数の中間層を生み出すことに成功を収め労働者が豊かになってきた為にマルクスの予測がはずれたこと、某大国によって完全な共産主義のトレンドが過ちと失望に終わった。加えて株式の出資者により経営者を選出する「資本と経営の分離」によって資本家像がぼやけた。
結局のところ
社会主義の理想は愚かな人間には清すぎるものかもしれません。計画経済は独裁になるし、結果として暴力と恐怖ばかりで本当の共産主義は実現されたことがありません。現在での大国では社会主義のエッセンスに資本主義を取り入れた形で運用されています。
社会主義・共産主義の理想
- 平等な社会
「人類は歴史上、支配者と奴隷の関係に終始している」
産業革命以後は資本家と労働者がこの関係であり、資本家は労働者市民によって打倒されるべきだ - 私的所有の禁止
すべては共同体のもの = 貧富の格差がない
労働者が主役になれる社会!
経済格差も貧困、社会階級もない世界
私的所有の禁止 = すべては共同体のもの
資本主義社会だと?
- 1億円/月の利益をあげる工場
- 1人の資本家
- 10人の労働者
資本主義だと、9千800万円が資本家の利益
200万円 / 10人 = 1人20万円/月が労働者の月収
あれ、、労働者の月収少なすぎ?
社会主義・共産主義の社会だとこうなる!
1億円 / 10人 = 労働者1人が1,000万円も得られる!
// 資本家は労働者によって打倒されました
貧困も格差もなく、階級さえもない喜びを分かち合う皆が豊かになれる理想社会の実現
共産主義思想を半ば実装した社会主義社会の過ちと失望
- 労働意欲がなくなり飢饉がおこった
怠ける人と勤勉な人が同じ評価になった為、社会全体の労働意欲が低下した - 質が悪く無駄なものが生産されるようになった
- 言論統制、弾圧、不正・賄賂が横行する社会になった
- 計画経済となり一党独裁、指導者に異を唱えるものには収容所に送られ死が与えられた
- インテリ、インテリとされる職業人が大量虐殺された
- 歴史と文化が破壊された
- 教育が排除された
- 「ノルマ」が果たせないものは処刑された
あれれ・・・?
理想と現実の違い
- 支配者がいない世界になるはずだったが、
独裁者や共産主義政党の一党独裁が生まれた - 独裁者が権力や秩序を維持しようとした時に虐殺が起こる
- 指導者が誤った時にだれも修正できず、コントロール不能になった
// 民主主義なら可能 - 変革後も暴力が離れていかなかった
共産主義革命の実現には労働者の闘争によって権力を打倒し、
議会と軍を掌握することで成し得る思想だったが、
旧体制を打倒した後には「暴力と恐怖」が市民を支配することになった
マルクスの理想と違い、新たな支配者が支配する社会にしかならなかった。
結果的に独裁体制になり支配者の暴力と恐怖により修正出来なくなった
人間は賢くなかった
尊い理想を掲げて革命を成しても、人間は権力維持や私欲に走るから理想が実現されない。
そこで高次元の存在による知的判断に従う社会制度、
SFあるあるディストピアが技術革新によって現実味を帯びた予測になってきた
- AIによる診断と評価による監視、統制社会
- 信用のスコア化
- シビュラ
そもそも、なぜマルクスは資本家が打倒されるべき存在であると考えたのか?
「生産的労働を行って、人間の類的本質を達成することが人間の本来的あり方」
「しかし市民社会では生産物は労働者の物にはならず、労働をしない資本家によって私有・独占されるため、労働者は自己実現できず、疎外されている」「今日までのあらゆる社会の歴史は、階級闘争の歴史である。」
「万国のプロレタリアートよ、団結せよ。」
「共産主義者は、自分たちの目的が、これまでのいっさいの社会秩序の暴力的転覆によってしか達成されえないことを、公然と宣言する」「闘いか死か、血まみれの闘争か無か。これは避けられない問題として厳として提示されている。」(マルクス哲学の貧困 ジョルジュ・サンドの引用)
- 産業革命によって街には工場がたくさん出来たが、乞食や売春婦であふれ、労働会社階級の人々の生活はまったく豊かになる様子を見せなかった
- 工場の利益は資本家の利益であって、労働者にはわずかの給料にしかならなかった
都市での生活の為にはそれでも働くしかなかった - 子供が労働者として危険な工場で働くようになっていた
大人より安く働かせることが出来るという資本家の利潤追求の合理的な判断が労働者の幸福より優先された。誰も労働者を救わなかった → 労働者は世界の変革・変革者を求めた - 人は労働を提供する機械で使い捨てだった
- 中間層が存在しなかった、労働者が豊かになれる未来が描けなかった
- インフレに飢饉、失業者、恐慌が頻繁に起こって社会が不安定であった
- 労働者の社会保障がなく、景気循環による恐慌により人々の生活は危機的だった
資本主義社会に矛盾があることを労働者、哲学者はわかっていたが、哲学者は解釈しかしなかった。生存の危機的状況にあった労働者の必然によって共産主義運動がおこった。またその実現には議会と軍を掌握する必要があり、暴力革命が必要であるとマルクスは説いた。
穏やかではないですが、それだけ当時の労働者が危機的状況だったということですね。
共産主義と聞くと虐殺や独裁、思想統制、内紛やらのアレルギーで「ウッ!」となりますが、原初の起こりは弱い人々への愛や人の尊厳を求める正統な流れから生まれたものなのですね。
- カール・マルクス
哲学者、思想家、経済学者、共産主義運動革命家 - フリードリヒ・エンゲルス
紡績工場オーナーの子息、ドイツの社会思想家、政治思想家、ジャーナリスト、実業家、共産主義者、軍事評論家、革命家、国際的な労働運動の指導者
なぜ「今」ベーシックインカム?
- AIやロボットによる大失業時代?人々の職が奪われる不安感の醸成
フィンテックや金融政策により銀行員の万単位のリストラ
// 2009~2017年で転職者は4.55倍に増加
// 2013年の異次元緩和が後押しした @see https://toyokeizai.net/articles/-/222535?page=2
某衣類系卸で社員の1/4をリストラ、
S通信事業関連社員4割リストラ・・・!
10年以上前だったら考えられない大企業の凋落に途上国新興企業の台頭
企業に奉公 = 安定 は終身雇用の崩壊でなくなったが、大企業もそうなった
AI = 統計や知識量から判断する分野が強い
膨大な知識や勘を要求される専門職が危うい - 事務仕事の減少、仕事が高度化してきた
RPAによる自動化やAI、クラウドサービスにより、
経理、総務で働いてきた人間を営業やSE、AI関連技術への大規模配置転換、
適応出来なければ転職を提案といったF社の5,000人規模の剛腕人事
// 畑違いでそうすぐに頑張れる人の割合は少ないし、オールラウンドに優秀な人は少ないですからね・・・。技術革新の変化と経営判断の負債を労働者が担う構造、世の中の変化が更に激しくなり社会が残酷になってきている
// @see ロボットで労働時間86%削減 茨城県が実証実験 - 先進国で少子高齢化が発生、先行きが暗くなってきた
- 社会保障の複雑化と社会保障費の増大
多岐に渡り複雑かつ膨大でベーシックインカムでまとめて効率化 - 資本主義の矛盾とゆがみ
格差社会、貧困の増大 - 新自由主義の副作用による労働環境の悪化
例. トラック業界
1990年に規制緩和されて新規参入がしやすくなった結果、2018年には事業者数は規制緩和前の4万から6万に増加したが、全体の輸送量は横ばい。これは各事業所の平均収益が減少したことを意味し、お金がない事業所に人は集まらなくなり、人手不足になる。人手不足になった事業所では休みなく働くことになる労働者は疲弊していく。更にECのサービスの多様化要求によって過酷になっている。
また将来の究極には自動運転によるドライバーの代替が推測される不安感がある為、就労したいと考える若者は少なくなる。→現場はより過酷になる
例. 派遣法の既成緩和
中間層が薄くなり、貧富の格差が加速した。
小さな政府で市場万能論に任せた結果、
派遣法の緩和によって非正規雇用が増加、貧困者や弱者が大量発生し派遣切りなど社会問題になった。
非正規労働者の1/3が正規労働で働きたいと考えても、資本家は利潤を求めるから非正規で労働者を働かせることが出来るなら安価に事業運営出来るので、ますます正規雇用が進まず中間層が薄くなってきた
// 中間層が薄くなると消費も衰え社会が不安定になります
// 資本家にとっては長期雇用で付加価値を生まないタスク、代替人材が柔軟に調達できるなら任期雇用が合理的選択になる
例. 外国人労働者の受け入れ規制緩和
受け入れ条件を緩和することで外国人労働者は増加。
何かしら業界や会社なりに人手不足になる問題があって人手不足になるわけで、人手不足になると経営者は労働者賃金を上昇させたり、労働環境改善など経営努力をすることで環境が良くなります。しかし経営者にとってはコストになるので、日本人ではなくブローカーを利用して海外から安く働かせることが出来る外国人を雇用した。そうなると労働環境や賃金は改善されないままになる。 - 失業率の増加
日本は2%程度だけれど、欧米主要国だと5~15%あったりします
海外では”新卒採用”がなくスキルがないと就職が出来ないので失業率が高いから - 実現性
社会保障費をベーシックインカムに一元化するだけなので実現自体は出来る - 訴求力
“お金がばらまかれるかもしれない”という人々へのインパクトはでかいのでざわつく、政策として良くも悪くも有権者の心を揺らす
社会が残酷になってきた
- 変化のスピードが残酷な程に速い
ゆっくり変わっていた世の中の変化が今は数年、5年、3年とどんどん間隔が激しくなった - 大規模なリストラ(配置転換)
数千、万単位のリストラを大企業が行うようになり滅私奉公が報われにくい時代になった、長年勤めた経理や総務から別畑の営業、SEやAI人材に転換が求められる世の中になった → 適応出来ないなら君の居場所はない - RPAによる自動化、AI, クラウドサービス
自動化やAI、ITサービスによってホワイトカラー、深い知見が必要な専門職の需要が急速になくなってきた、なくなってくる。
経営からすると自動化やAIを使って人員を大幅に削減をする = 合理的な判断 - 人の接客は贅沢品になるかもしれない
IoTによる無人販売システムが洗練されることによって小売業の接客需要もいっきに少なくなるかもしれない。
銀行ではATMで長年自動化されてきているし、買い物に対してはAmazonを代表としたECによって人を介した接客機会は大幅に減少した - 多くの労働者が未来を見れない
市場万能論に任せていくと労働者が安定した未来を見れなくなってきた、10年後に健在な業界や企業の姿が蜃気楼に包まれた - 少子高齢化
世界的に先進国で少子高齢化で社会不安増、
日本だけで言えば、
“失われた20年”により平均給料は下がり、税があがり、派遣法の規制緩和で中間層が減り、教育コスト増で子供を持てなくなってきた
世の中は簡単なことが出来ない人達がほとんど
>いま世界じゅうで進行している「知識社会化」の影響は、さまざまなところに出始めています。言い換えるならば、まっとうに生きていくために必要とされる知識のハードルがどんどん上がっている。たとえばアメリカでは、今まで自動車工場で組立工をやって家族を養い、「これが俺たちの生き方だ」とプライドをもっていた人たちが、いきなり「君にはもう用はないよ」と言われて追い出されている。そんな状況はとうてい受け入れられませんから、「これはなにかの陰謀にちがいない」と思うのは当然です。
- 問題文があった時に問題に書いてあることをわからない人が3割
- HPの問い合わせ先を見つけられない人が3割
- グラフの基本がわかる人が2割、世界では1割
@see 世の中は「簡単なこと」ができない人たちで溢れている
仕事は残るが・・・
- アーティスト
俳優や芸術家、アーティストといった人が人を魅了する仕事
パターンや引き出しで勝負している無名のデザイナーは危うい - マルチな仕事
臨機応変に頭と体を使って動く必要のあるエージェント、探偵などはAIで代替しにくい - 飲食業
特にデートに使えるような飲食店には、AIやロボットで代替が難しい”おもてなし”や”独自性”による付加価値があります - 高級接客業
キャバクラ、ホスト、風俗といった高級接客業 - 安い仕事
AIや自動化によって代替するコストより安く使える仕事 - 人命にかかわる仕事
安い仕事か、高い才能が必要な仕事ばかりが残るようになる = 中流層が減る
時代を見越して変化に対応・独自の強みがあると強い
- 廉価廉売が厳しい
デートに使えるような雰囲気の良く、味が良い付加価値の高いコンセプトがしっかりしている飲食や接客系は代替が難しく強い。日本のチェーンの飲食は高品質で安いので、安い御店は少子高齢化で人件費の高騰に対応するのが困難、中期的には外国人で対応するも、彼らの国が豊かになったら外国人や移民を雇うのも難しくなる
// インドネシアのGDPは2007年に4322億、2013年に8684億ドルと2倍。経済成長率は5~6%で推移 - 変化する・強みを伸ばす
小売はECで代替出来てしまっている現状では厳しいですが、ヨドバシは店員さんの質が高く、店を倉庫にしてしまう発想のECなど変化に対して競合店と比べてずっと速い段階で対応していて強い - 独自の武器と時代のタイミングを掴む
本屋が潰れまくっていますが、ゼミや”廃業になった企業の選書眼の強い書店員”を吸収、イートインがある「天狼院書店」、危ういといったジャンルでも急成長されているものもあります。変化に対してタイミングよく変化出来ない企業や身動きしていない業界が弱い
10年後にその仕事はあるの?
- 今の仕事がこの先10年あるか、それすらわからない時代になった
- 無人化や自動化、AIによって仕事がなくなったら、これ以上少なくなったらどうなるのだろう?
- 技術革新の後には新しい仕事が生まれる?
生まれる仕事より減少する仕事の方が多いかもしれない - 企業は省人化出来るまで人を使うだけ使い必要がなくなれば、大規模に使い捨てるようになった
- 労働者は否が応でも変化することが求められるようになる厳しい社会になった
- 高度経済成長時代のサラリーマンのような”普通”のレールに乗っていることが困難になった
政府は支出や補助金、金融緩和によって経済を活性化を促すことは出来るが、「新しい仕事を創造する」ことは難しい
ロボットやAI、ITといった技術革新は「敵」なのか?
短期的観測
- 大量のリストラと失業者の増加
リストラ失業者が大量に出る、より激しく多くなる
米国では高度なスキルの保持、大学で専攻していないと働けない
// 米国で大卒ホームレスが話題になる - 業界や企業の淘汰
革新についていけない人、業界や企業の淘汰による倒産。
例) ECによる実店舗の減少、ITサービスによる業界の淘汰 - IT新興企業の台頭
1990年と2018年で勢力図が入れ替わっているのが米国株価でわかる
GAFA = Google, Amazon, Facebook, Apple
Alibaba, インドのITサービスなど
長期的観測
- GDPは上昇し生活は豊かになる
人々の生活が豊かになる可能性が高いことは歴史から予測出来る - 豊かさの享受
産業革命によって、200年前のお金持より現代の貧困層のほうが美味しいものをコスパよく食べられるようになっている
例) ファミレスに行くか、コンビニでマルちゃん正麺カップを食べたらわかる - より便利になる
IT革命の通信技術によって距離や障壁がなくなり、処理が加速したことによって、生活がどんどん便利になっている、これからも加速する
// 加速率が大きすぎて、ITを利用出来ない企業の淘汰や失業が起こっている
例) スマホを触れば集約された機能を、ITサービスを利用すれば便利さがわかる
古くは産業革命、またはITの技術革新をうまく利用している国と、利用できていなかったり出遅れている国を比べれば、技術革新が人々の生活を豊かにすることがわかります
長期的に観測すれば確かにずっと豊かになるかもしれない
私達は100年生きるのがせいぜいなので、短期的な痛みや苦しんでいる人々を無視することが出来ない
↓
短期的な痛みを和らげるにはどうすればよいか
消費者がいなくなる!?誰に売るの問題
- ロボットとAIシステムによる事業の自動化を極限まで突き詰める
- 資本家とロボットしかいなくなくなる
- 労働者がいないので、消費者がいなくなる
- 誰に売るの問題発生
- だからベーシックインカムが必要だ!
労働者がいて消費者が大勢いるという前提で現在の社会システムが作られています、そうなったら社会システムを時代に合わせて根本から作り直さないといけないのは確かだけれど、それが「今」かというとまだ理屈から言うとそうなる予測であって、日本では危機的な社会問題にはまだなっていません
// ベーシックインカムについて触れている政党でもベーシックインカム導入の「検討」まで
AIってそんな万能?AIに感情はあるの?
- 人間の脳や感情をシミュレーションしているものではない
- 現時点では統計と数学の手法によって的確に判断し、優れた予測をする
- 現状はまだまだ、10年先はわからない
大規模に投資され世界中の天才がAI分野に結集してきている
厚生の最大化
自由競争についていけない人や企業が大量発生し、旧来の社会保障制度では救えない人が出てきた。政策として行き詰まり閉塞感がただよってきた
「この残酷な社会でどうしたら人々の幸福を最大化できるのだろうか?」
→「平等に分配すれば良いんだよ、社会保障制度もシンプルになるじゃないか」
世界的に「ベーシックインカムって、ありじゃね?」という空気が流れ社会実験が始まる(۶•̀ᴗ•́)۶
成功するか失敗するのか、失敗したらどう失敗で何が問題だったのか?成功した時の要因は?
社会実験としては興味深いですね!フィンランドは実験中止となりましたが、実験計画がいけなかったようでこのまま続けても効果測定不能とのこと。他の国に期待
はてな?
- 自己責任?
貧困を放置すると治安が悪化し、中間層が減り内需が弱くなる。
政府は見殺しにも出来ないから社会保障がかえって増大。治安維持コストが増加、
可能な限り自立できる人間の母数 = 中間層を増やさないと国の運営の難易度があがる
いったん下がった中間層の数を増やすのは長期的な政策が必要になる - 社会主義?
ベーシックインカムは自由に消費出来るもの、
資本主義、自由主義とする論理の延長にあるもの - まとまった資料ないの?
Wikipedia
ベーシックインカムは化石燃料の夢を見るか?
@see http://leblogdegeek.eklablog.fr/blame-a118747778
“突如としてAIが特異点に到達、人類は労働から解放され、ベーシックインカムで衣食住は確保できるから、人は楽しい仕事だけしたら良い豊かな時代がくるんだにゃん!人類の夜明けだワンだふる!“という思想があるけれど、江戸時代の人からしたら現代ってSFですよね。それだけロボットやシステムがこれだけ発達したにも関わらず依然として労働がなくなったりしていない。
それにベーシックなインカムだけで暮らすのも大変です。日本で自発的に実現する可能性は低いんじゃないかな。信じたいことを信じるのは心地よいけれど、ベーシックインカムの実現をあてにして「楽観的に今を生きる」のはリスクが高い。
オイルマネー
現時点で社会保障費をベーシックインカムに一括してまとめることで可能でも、人手不足による賃金上昇を抑制するように移民を使ってでも安く人を使いたい企業に旨みがないことを自民党が主導するってことは考えにくい。ベーシックインカムによって安くて辛い仕事を人々がしなくなったら企業は困ります。自動化によってサービス業で無人化が進んで人を殆ど雇用する必要がいらなくなったらまた違ってくるかな。
ベーシックインカムが実現する条件として富裕層に痛みがなく国の予算が溢れだす状況となるとオイルマネー、油田を掘り起こしていくしかない。ただ石油がじゃぶじゃぶ出たら、その資源を奪おうとする力が働いて、地政学的リスクが飛躍的に高くなるし良いことばかりは難しいね(۶•̀ᴗ•́)۶
根拠として、ベーシックインカムを導入していて安定運用しているのは米国アラスカ州、ベーシックインカムに近いものを導入している国だとカタールだからです。またベーシックインカムの実験を6年していたイランも、それらはオイルマネーが底支えしています。オイルマネーのない国での長期的成功の実現に期待。
ベーシックインカムの功罪 ナウル共和国
- リン鉱石の収入によりベーシックインカムを実現していたナウル
- リン鉱石が途絶えたことですべてが破たん
- 国民は働くことを知らない
オイルマネーでベーシックインカムを導入するにしても、家賃と光熱費分までにした方が良いでしょうね。
ベーシックインカムは労働意欲を奪うのか?
- 支給額は約180万円/年
- ベーシックインカムの実験を6年行ったイランでは労働時間の減少といったことはなかった
@see http://www.sm-walker.jp/2017/06/03/01-255/
ベーシックな支給を行うという条件があれば、労働意欲を奪わない。
ベーシックな支給 = 生活を支えるけれど労働した方が良いと思える金額
支給額が重要な要因かもしれませんね。
日本でベーシックインカムって実現しなさそうだよね
- ベーシックインカムは現在の高齢者優遇政策とのトレードオフとなると私は考えているので大多数の高齢者に優しくない。
→だから若い政治家が主張しても大反対になる - 高齢者受けの良い人間が政治家にたくさんなれば実現出来る
国の政策は未来向けと有権者マジョリティ向け
- 国の政策によって「私達個人の生活が改善する」は幻想
- 国の政策は未来への子供への投資、有権者マジョリティの高齢者向け
- 氷河期世代が冷遇されているように現在の現役世代向けの政策は少ない
- 国の政策は国家予算を利用したトレードオフ
何かを優遇すると、何かが削れる
悲観的にみて他力本願ではなく自分の生活は自分でなんとかするのが安全
構造と歪み、福祉の可能性と限界を知った上でどうするのか?
@see 進撃の巨人
- 少し先の変化を予測しながら主体的に今をどう行動するか
- 変化を利用する側になる
- 会社員としての労働収入だけではなく、ビジネス収入を得る
世界株・米国株へのインデックス投資をする🐱