ご迷惑をおかけしたお客様と良好な関係を得ています。一重にあのお客様の存在とかばってくれた上司の人間性のみです。
もしあのお客様でなければ、上司でなければ、たまたま他に予備のシステムが用意されてなければ、普通の会社だったら私は今IT技術者として仕事は出来ていません。幾つもの縁がたまたまあっただけとしか言えなない。
もくじ
挫折経験
初めての仕事でお客様のシステムを壊したこと
ハッキングによるウィルス被害を受けたサーバの相談を受けた。そこで状況確認し、技術者とは名ばかりの何もわかっていない私はサーバのアップデートを行った。その結果はプログラムのバージョンがアップデートされた結果お客様の主力アプリが動かなくなりました。
以前動いていたバージョンもわからずに切り戻すこともできずに不稼働に陥った。
その経験から学んだこと
- 作業前バックアップの徹底。必ず戻せる状態にしてから作業を行うこと
その経験から私はどんな状況でも状態を戻せるように、スナップショットやrsync、イメージバックアップなど、必ず戻せる状態にしてから作業を行うようになりました。
- お客様に作業リスクを説明する、作業リスクで生じた場合の復旧手段を事前説明し同意してもらう。
作業リスクによって生じた際の復旧手段と復旧までの時間について合意を取る。十分に複製環境で検証の上で復旧手段を確保してから作業を行う。
- 同意して頂いてから、同意して頂いた範囲の作業を行う。
現場で想定外の追加作業が生じた場合もお客様に相談の上で追加作業を行う。
お客様に合意を得たスコープの作業を行う。
ミスを殺す為に
- お客様に不稼働時間の発生についてリスクの合意を取る、復旧手段の通知
- バックアップの徹底とリストア準備
- 検証環境での検証の徹底
- デュアルディスプレイによるステージング、本番環境の視覚化
- 指さし、声出しによる確認
お客様には感謝しかありません。
あのお客様、それでも私をクビにしなかった上司がいたから今もIT技術者として生きています。