もくじ
緊張と緩和
まじめな話の中でストーリーのセッティングを行い緊張を作り、オチとして緩和を行う。
漫才でのボケと突っ込みの役割
- ボケ役 = 緊張を作り出す
話をセッティングし緊張を作る、聞き手の推測をずらしたボケを行います。 - 突っ込み役 = 緩和を行う
ボケ役のボケに対して聞き手の推測とずれていることを、聞き手の代弁者としてボケ役に突っ込みを行うことで聞き手に緩和を与える役割
一人ボケつっこみとして、一人二人役を行っても良い。自分のおかしな話に自分で突っ込むことで緩和を行うことで笑いを作る。
例① いないいない・・・ばぁ!
赤ちゃんを『いないいない・・・』で顔がなくなった!と緊張させ、『ばぁ!』と顔を見せると安心する緩和から赤ちゃんは笑います。大人になっても人は同じように緊張と緩和で笑います。
例② ダチョウ倶楽部
“押すなよ!絶対押すなよ!“といって押すネタです。
絶対押すなよと言われると押したくなる心理に加えてダチョウ倶楽部の鬼気迫るやりとりで緊張し、押すことで緩和となります。
この場合に押さなかったとしても、突っ込みとして『押せよ!』で緩和となり笑いが生まれます。
笑って話しをしないのがセオリーである理由
緊張がなくなるから。
緊張を生むコツ
話す前に映像のあるストーリーをイメージして、身振り手振りや擬音など臨場感を持たせるのが緊張を作るコツ。
具体例. 人志松本のすべらない話
その場にいるような、次が気になる臨場感のある話し方から緊張が生まれ、滑舌の悪い声真似自体が緩和として面白く、ジャブの時点で場が温まってます。オチは予測できるものですが、話し方自体が面白くジャブで緊張が十分効いてるので、ダチョウ倶楽部的なお約束のオチな緩和でも十分に笑いは生まれます。
結論としては、
十分な緊張と分かりやすい緩和があれば、オチ自体は予想できるものでも十分面白いのですね。
一言コメントで笑いをとる
雑談している場のメンバーの想定を超えたユニークで筋の通る一言でも笑いは生まれますが、難易度は高め。
理由として、
はずした時にはずしたことがばれて恥ずかしくなるリスクがあるので難易度が高めになりますね!
回避するには、
はずしてもそのまま斜め上で意味の通る賢くウィットにとんだ一言を言いましょう。
推測をずらす
話を組み立てて、相手が推測する流れをずらす。
推測とずれた時、自身の推測と目の前に起きた現実とに違いがあると思った時に人は笑う。
普通の話の流れで雑談をしていて不意に相手が一瞬で理解を出来ないボケを言うと、相手は理解できず???となります、その後に相手は一生懸命理解しようとしますが、相手が理解出来ない理由が、『ああ、ボケただけか』と安心した時にも笑いが出ます。
具体例. サンドウィッチマン パソコン教室
このコントはわかりやすいですね。
類似例
相手の想定を超えた一言では理解できないユニークな例えをだして説明し、相手がそれにすとんと納得いった時にも人は笑う。
また一瞬では理解しずらいことを言い、相手がそれがボケなんだと納得した時にも笑いは出ます。
結局のところどうするの?
- 【緊張と緩和】
- 【推測をずらす】
- 【緊張と緩和】 + 【推測をずらす】
この手の笑いパターンの精査は既に済んでおり、書籍「ウケる技術」(小林昌平、山本周嗣、と水野敬也 著)をお読みいただければ全パターン掌握できます。
>nobodyさん
情報のご共有有難う御座います、
まだまだ笑いにはパターンがあるのですね~!
教えて頂いた本を見てみよう思います。